事実が正確に伝わることは難しい
ここのところ強く思ったことをまとめておく。
日本の戦争というのは、僕達の世代では「不当な侵略戦争」と教えられてきた(と思う)。でも、この話も本当かどうか、自分では判断できない。
鎖国していた日本は、強大な軍事力を持つ欧米列強に植民地化されず、開国して、武器を欧米から購入して国力を高める。他のアジア諸国のように欧米の植民地とはならず、独立して列強を目指す。日韓併合、満州国建国、日中戦争、大東亜(太平洋)戦争と続いていき、最後には日本は敗戦する。その後、東京裁判にて国際的に裁かれ、批判された。
この一連の流れを日本の自衛とする説もある。弱体化していた中国、朝鮮への、ロシアの南下の脅威や、アジアを植民地化する欧米列強の動きに対してである。当時の日本は、戦争を回避する動きをしていたかのように見える部分もある。詳細はここに書かないが、実際のところは僕はわからない。ただ、日本の戦後教育によって、不当な侵略戦争だと考えていたところは大きいのだろうなと思う。
戦争の話は歴史的に大きな出来事なんだけれども、事実が既に曖昧だったりするように感じる。ただ、そもそも歴史認識は国によって違うし、相互に理解するよりほかないのだろう。
話が大きくなってしまったが、事実は正確ではなかったり、誤っていたり、憶測や混同、悪意あれば歪曲、捏造さまざまで、正に「嘘を嘘と見抜けないと難しい」。
そんな中で、後になって、十分な確証があってもなくても、特定の他人に対して、曖昧な発言をするようなことは、自分はしたくないなと思う今日この頃なのだった。